” My beloved perfume 2025 今年の私の最愛香水 ” 発表です
今年も ” My beloved perfume 2025 💓 今年の私の最愛香水 ” を発表いたします。
香水はその香りを纏う人と結びついたとてもパーソナルなものですから、香りの魅力とともに、会員様のその一年の様子が愛おしく感じられ、お原稿を寄せていただくのを私自身も毎年とても楽しみにしております。今年も私たちの心に響く素晴らしい香水を生み出したパフューマー、ブランド、そしてPR、販売員の皆さま、フェア等を開催された百貨店、小売店、オリジナルのイベント企画を実現された香水販売店のオーナー、ディストリビューターの皆さま、そして評論家、ジャーナリスト、メディア、編集者の方々など、全ての香水に関わる皆さまのご尽力に、心から感謝申し上げます。
そして今年もご一緒にたのしく過ごすことができた、香水を愛する皆さまに心からお礼申し上げます。
”My beloved perfume 2025 💓 今年の私の最愛フレグランス”
※今年もご投稿を受け付けた順番に掲載させて頂いております。
※掲載画像も執筆者に撮影して頂いております。
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【1】
2025年 私の最愛香水は
ゲランの『アンブラン ディラン』と
『ベチバー フォーヴ』です。
この2本の香りから1本を選ぶことが出来ませんでした。
好きなのは絶対にアンブラン ディラン。
何故か惹かれるベチバー フォーヴ。
一瞬で心惹かれたアンブラン ディランに対し
ベチバー フォーヴは少しずつ少しずつ惹かれていき. . . と言うより深く静かに引き込まれるような不思議な感情で
気になって仕方がない香りなのです。
購入した夏の日から毎日のように纏い
何故惹かれるのかずっとわからないまま過ごしました。
公式サイトでのベチバー フォーヴの説明を読まずに購入したのですが
ある日「この香りを芸術作品に例えるならラドヤード・キップリングのジャングル・ブックです」とのパフューマーの言葉を目にし驚きました。
思い出したのです、私が子供の頃ディズニー映画の「ジャングル・ブック」を母に連れられ観に行き、絵本を読み、心躍らせ夢中になった日々の事を。
唯の偶然であり、私の勝手なこじつけに過ぎないのですが
不思議とこの香りに引き込まれ
感情を揺さぶられた楽しい時間と
子供の頃のワクワクした感情が重なりました。
あぁ、やっぱり香りは本当に素晴らしい。
こじつけでも、思い過ごしでも、なんでも良い、香りはそこに纏わる何かを自由に時を超えて豊かに纏っている。
大好きなアンブラン ディランと
子供の頃の感情を呼び起こしてくれたベチバー フォーヴ。
大人になった今だからこそ出会えたに違いない2025年の私の最愛香水です。
00002122017 A 004 NIWA MIHOKO
【香水名】アンブラン ディラン / EMBRUNS D’YLANG
【ブランド名】ゲラン / GUERLAIN
【発売年】2019年
【パフューマー】ティエリー・ワッサー
【香りのノート】スパイシー フローラル
トップノート:ソルト、ベルガモット
ミドルノート:イランイラン、ジャスミン、クローブ、カルダモン、リコリス
ラストノート:パチョリ、アイリス、バニラ
【オフィシャルサイト】
掲載なし
【香水名】ヴェチバー フォーヴ / VÉTIVER FAUVE
【ブランド名】ゲラン / GUERLAIN
【発売年】2025年
【パフューマー】デルフィーヌ・ジェルク
【香りのノート】グリーン フルーティ
トップノート:フィグ、パイナップル
ミドルノート:シプリオール
ラストノート:ヴェチバー、トンカ
【オフィシャルサイト】
ゲラン
https://www.guerlain.com/jp/ja-jp/p/l%E2%80%99art-la-matiere-vetiver-fauve—eau-de-parfum-P062111.html
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【2】
CARON の香りたち
最愛と呼ぶからには、本来なら唯一感があった方が良いとは思いますが…
CARON の香りたち ということでお許しを頂ければと思います。
ニッチ香水全盛とも思われる最近のフレグランス界隈。
人と被らないこと、珍しいこと、新しいこと、簡単には手に入らないこと…どれもとても魅力的だし刺激的。
10年前、「新作」「新ブランド」と聞けば飛びついて、飛び出して、売場に馳せ参じていました(笑)
年と共に瞬発力が衰えたのか、すっかり面倒くさがりになったのか
お誘い頂いたり、タイミングが合ったり 、幾つかの条件が揃わないと出かけなくなり
香りへの想いが目減りしたかと思いきや、恐らくはその逆で
費やす熱量が「幅」に対してではなく「深さ」に転じたよう。
私の中では、想いの「深さ」は「時間の経過」とも捉えられ…CARONの香りたちは、その香りと共にあっという間に 思い出を連れてきてくれます。
たとえば…プールアンオムは祖父の日常を
ナルシスノワールは母のドレッサーの景色を 、それはそれは鮮やかに映し出してくれます。
楽しかったことも、涙が出るほど笑ったことも、もう二度と味わうことのできない幸せな思い出でしかない…その悲しい結末に行き着くしかない…
それを思うと、CARONの香りたちは「残酷なほど美しい」
今年は大切な友人たちが、愛する人との別れを経験し
その事にいろいろと思いを馳せたりして、ちょっぴりセンチになったかもしれません(笑)
00006122017 A 005 TANAKA KAORI
【オフィシャルサイト】
CARON PARIS 1904
https://www.parfumscaron.com/en
キャロン – 株式会社フォルテ
https://forte-tyo.co.jp/shopping/brand-list/caron/
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【3】
今年、私の心にそっと寄り添ってくれた香りは、
Astier de Villatte の “Mantes-la-Jolie” です。
初めて触れたのは、ムエットの上。
ふわりと香った瞬間に、胸の奥がふぅ、とゆるみ、
まるで静かな田舎町へひとり旅をしたような、
穏やかで満ち足りた風景が浮かびました。
実際に肌にのせたことはなかったのに、
その “第一印象の温度” だけで迷わず購入を決めました。
そして纏ってみると、思いがけないほど私に馴染み、
最初のボトルはあっという間に使い切り、
いまは二本目を迎えています。
澄んだ香りが静かに広がるたび、
慌ただしい日々に風が通るようで、
ほっと深呼吸ができる。
そんな小さな救いを、この香りはそっと運んでくれました。
ボトルの佇まいやラベルの書体、
箱の質感にいたるまで丁寧に作られていて、
視覚にも小さな幸福をくれるのもお気に入りの理由です。
お財布にはムエットを忍ばせ、
友人へ贈るカードには香りをほんのり移して――
手に取るたびに、心が優しく整っていきます。
夏に出会った香りですが、
季節が変わったいまも毎日のように身に纏い、
深く癒されています。
今年は体調と向き合いながら、
少しスローモードで過ごす一年でした。
そんな私を、過度に主張せず、
静かに支えてくれた一本です。
来年はまた、
ラコゼットパフュメに参加できる日を楽しみにしています。
00017122017 A 007 KIMURA AYAKO
【香水名】マント ラ ジョリ / Mantes-la-Jolie
【ブランド名】アスティエ ドゥ ヴィラット / ASTIER DE VILLATTE
【発売年】2023年
【パフューマー】シルヴィ・フィッシャー
【香りのノート】グリーン フルーティ
【香りのコンポジション】
ミント、バジル、ベルガモット、レモン、ユーカリ、ジンジャー、ジャスミンサンバック、グリーンフィグ、カシス、シダーウッドオイル、マテ
【オフィシャルサイト】
ASTIER DE VILLATTE
https://adv-j.com/products/mantes-la-jolie-perfume-30ml
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【4】
今年の私の最愛フレグランスはピュアディスタンス ディヴァンシェです。
ここ数年ファッションも香りもリラックス感を求めています。
なめらかで心地よく深呼吸したくなる香り。
ホワイトフローラルが好きでその中でも1番試してみたくなるのが「ガーデニア」です。
これまでのお気に入りはアンリ・ジャック「ガルデニア ドゥ アンリ・ジャック」
生花のスパイシーな部分の表現が素晴らしいヴァンクリーフ&アーペル「ガーデニア ペタル」でした。
ヴァンクリーフ&アーペル「ガーデニア ペタル」はディヴァンシェも手がけているナタリー・フェストエアの作品ですが今年この2つを上回るガーデニアに出会いました。
今でこそ今年の最愛香水となりましたがサンプルで試した第一印象はトップの甘さが苦手で「ボトルを買うことはない。ピュアディスタンスのクチナシだから期待していたのに残念」というものでした。
お風呂上がりに胸、お腹に数プッシュして眠り、翌朝パジャマを洗濯しようと手に取った時にふわっとクチナシのいい香りがして驚きました!
肌よりファブリックの方が良さが出るタイプ?
クチナシの香りが好きで鉢植えを3つ育てているのですが普段は水やりをして雨ざらし。
蕾が膨らんでくると部屋に入れ「1年間よう頑張ったのぅ」と労います。
朝目覚め、鼻がクチナシの香りを感知した時の幸福感。
パジャマの残り香からその幸福感を思い出しました。
トップのこの甘さ、何かに似ている。
なんだったかな?
そう、開きだしたばかりの生命力に満ちたカラタネオガタマのムッチリした甘さ!
最初は苦手だった甘さも、他の香りを纏っている時にも脳内でカラタネオガタマ様のあの甘さを再現するほどになり、こうなったらもうあらがえません。
お迎えすることとなりました。
私の肌の上ではチュベローズアブソリュートがよく出ますが、室内で数プッシュして出かけ戻った時に残り香の美しさに驚き、本人からもふんわりクチナシの香りがが漂ってくるディヴァンシェ、クチナシ好きは年中幸せになれる香りです。
00027072020 D 010 MATSUGAKI AMI
【香水名】ディヴァンシェ / DIVANCHÉ
【ブランド名】ピュア ディスタンス / PURE DISTANCE
【発売年】2025年
【パフューマー】ナタリー・フェイストハウアー
【香りのノート】フローラル
トップノート:熟したアップル、パイナップル、洋ナシ
ミドルノート:ガーデニア、インド産チャンパカ・アブソリュート、インド産サンバックジャスミン・アブソリュート、インド産チュベローズ・アブソリュート、ヘディオンHC、ヘリオトロープ、クリーミィノート
ベースノート:シャム ベンゾイン レジノイド、インテンス・ウッド、アンブロキサン、アンブレット、ムスコン(ホワイトムスク)
【オフィシャルサイト】
PURE DISTANCE
https://www.puredistance.com/
ピュアディスタンスジャパン
https://puredistancejapan.shop/items/67ea45ff07d2c4365c7d876f?srsltid=AfmBOorwsy3XobmqVyQoOlHnGLg2lmTL_dNgCNg4i35SvlbR-27WvbJJ
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【5】
今年の最愛香水はとても選ぶのが難しく思いました。十分過ぎるほどの実力を蓄えてから4月にデビューした日本の香水ブランド《花火 / 破天荒》。7月に永眠されたフランスの、いえ、世界の偉大なるパフューマー、ジャン・ケルレオ氏の《1000 / ジャン パトゥ》。グラースで出会い、初めて親しくなった中国の香水ブランドの《グラウンディド / アエントス》。”ニッチ” な香水ブランドの魅力とは?と考えさせてくれた《パルドン / ナーゾマット》。これらは特に印象深い香りたちです。
それでもどれか一つとするなら、《ライラック ワイン / アート ミーツ アート》の名を挙げます。誰もが知る名曲を香水にするというコンセプトは簡単に思いつくかもしれませんが、世界的なヒット曲の著作権者への正式なアプローチを経て複雑な権利関係をクリアした上で、トップレベルの調香師たちとのクリエイションを実現する、美的センスとプロトコルを身につけたパリで生まれ育ったブランドオーナーの姿にも見習うべきところがありました。この香水を知ることで『ライラック ワイン』というロマンティックな曲を知れたことも嬉しい発見でした。
11月の香りのおしゃべり会で皆さまとお話しして「今年はつけていることを忘れそうな香りを好んで纏っていた」という意見の一致があり、その意味でも《ライラック ワイン / アート ミーツ アート》はとてもよく纏った香りでした。梅雨時の重い空気の中でも首元にしっかりと1周5スプレーしても重くなく、むしろスッキリと爽快になるカッコ良いクリアなフゼアノート。しつこい咳をはじめとする体調不良に悩まされがちだった今年、癒しの香りでもあり、『今年の私の最愛香水』であり、これからも定番としてし愛せる香りであること、間違いありません。
La causette parfumée 代表 JIBIKI YUMI
【香水名】ライラック ワイン /
【ブランド名】アート ミーツ アート /
【発売年】2017年
【パフューマー】フランク・フォルクル
【香りのノート】アロマティックフゼア
トップノート:ラベンダー、バイオレット、プラム
ボディノート:コニャックコンポジション、クラリセージ、フリージア
ベースノート:シダーウッド、ムスク、モス
【オフィシャルサイト】
A.M.A ART MEETS ART
https://artmeetsart.com/











