La causette parfumée Grand Prix 2018 ラコゼ パルファン グランプリ 2018
2018年、ラ コゼット パフュメ 香りのおしゃべり会で最も人気のあった香水『ラコゼ パルファン グランプリ 2018』が決定し、12月23日(日)のラ コゼット パフュメ クリスマスティーパーティで発表されました。
『ラコゼ パルファン グランプリ 2018』は、2018年1月から12月まで毎月の La causette parfumée ラ コゼット パフュメ で取り上げた香水の中から、各月毎に評判の良かった香水16本がエントリーされ、投票権を持つ23名のラコゼ会員様(うち、4名が棄権)が、1位を10ポイント、2位を5ポイントとして投票し、得点をカウントして決定します。
投票時の評価はラ コゼット パフュメご参加された時の記憶と、12月に発送した香りをつけたムエットでの試香で行なって頂きました。香り、香水のテーマ、当該回のゲスト講師による解説も評価の対象となります。票は大いに割れましたが、全ての香水が最低でも5ポイントを獲得したことは、会員の皆様の個人毎の嗜好がはっきりとしている証拠でしょう。
栄えある第1位(=グランプリ)は『ローズ・デ ・ヴァン / ルイ ヴィトン』です。(50ポイント獲得)
パフューマー:ジャック キャバリエ=ベルトリュ Jacques Cavallier-Belletrud
投票に添えられたコメント:
「色々な香りのレイヤー(香りの調和)が美しく、端麗で上品。余分なものがなくバランスが素晴らしいと思います」
「ムエットで試して一巡目で決まりました」
「ローズの中のピリッとしたスパイスとの絶妙な香り。フローラルの甘さに大人の厳しさというか、大人の女性の強さを感じる香りであこがれです」
「ローズの香料のCO2超臨界抽出法は素晴らしく感動しました」
7月に開催したラ コゼット パフュメ第15回『ルイ・ヴィトンの旅する香り達』では、実際に調香に使用される香料を試しながら詳細な解説をお聞きしました。ご参加された方はその時の記憶と共に、香りが深く印象に残ったようです。すぐにご購入されたという声も多かった香水です。
第2位は『ルール ロマンティック / CIRO(シロ)』です。(40ポイント獲得)
パフューマー:アレクサンダー・ストレック Alexander Streeck
投票に添えられたコメント:
「私の香水に求めるもの『エレガンス』において『ルール ロマンティック』は今と過去を軽々と超え明日への希望や人々への愛を感じる香りです。エレガンスはロマンティストの中に存在していました」
「(16種類から選ぶのは)とても難しかったです。どれも個性があり、絞るのに何度も試香しました。今の私にはロマンティックが必要、欲していると気づきました」
10月5日(金)に日本にローンチしたばかりの『ルール ロマンティック / CIRO(シロ)』を10月28日(土)に開催したラ コゼット パフュメ第18回『ブルガリア産ダマスクローズ – 香りの魅力とその背景』の時にご紹介しました。1920年代の好景気に湧くアメリカで誕生し大成功を収めたブランドが現代に復活を遂げた、というストーリーと、忙しい日々の中で女性らしさを取り戻せそうな香りとテーマが心に響いた、という感想も聞かれました。
第3位は同点で二つの香水が選ばれました。一つ目は『メ フルール ドゥ ローズ / ジャン=ミッシェル デュリエ』です。(30ポイント獲得)
パフューマー:ジャン=ミッシェル デュリエ Jean-Michel Duriez
投票に添えられたコメント:
「16種類、とても悩みましたが、選んでいくうちに軽いタッチの新しい香りが好みだとわかりました」
「フローラルが女性らしいけれどピリッとしたspicyさが感じられてどこか格好良い」
「今までにありそうな香りなのに新鮮な風を感じ、品格が美しく香ってくるので心にとてもフィットしました。理由より先にまといたい!!と思いました」
日本での代理店は未だ決定していないブランドですが、過去に『ジャン パトゥ』などのパフューマーを勤めていたオーナーパフューマーが8月初旬に来日された時に「ラコゼの皆様で」と直接託された香水です。さっそく、8月19日(土)のラ コゼット パフュメ第16回『においが語るあなたの健康』でご紹介しました。
同点第3位の二つめの香水は『ジッキー / ゲラン』です。(30ポイント獲得)
パフューマー:エメ ゲラン Aimé Guerlain
投票に添えられたコメント:
「今年出会った香りで一番好きな香りはダントツで『ジッキー』でした。1月の池内さんのお話も印象深く思い出されます」
「今年は香りの好みの変化を実感した年でした。結果もそのことを反映しているかと」
「ゲランの香水の中で今まで積極的につけることの無かった香水でした。エメ・ゲランの純愛の物語を知った後で最後に肌に残る甘さがとても優しく感じられます。最初に感じるフレッシュな香りに乗馬をする女性の颯爽とした姿が見えるようです」
香水が好きな方の多くが何かの思い出を持つゲランの香水ですが、これまで『ジッキー』は使ったことが無かったという方が多かったようです。2018年第1回目の1月28日(日)『ゲランの香水の魅力と、香りと共にある幸せな女性の秘密』で語られたゲランの香水の物語に、その魅力にを再発見したという感想も寄せられました。
第4位は『メテオリット ル パルファン / ゲラン』です。(25ポイント獲得)
パフューマー:ティエリー ワッサー Thierry Wasser
投票に添えられたコメント:
「メテオリットの世界観そのままに、上品で嫌味なくフルーティが香るのはさすがです」
「パウダリー系の香りに癒されました」
第5位は『オピウム / サンローラン』(25ポイント獲得)が選ばれました。※評価対象は1970年代に発売された製品です。
パフューマー:ジャン・ルイ・シュザック Jean-Louis Sieuzac
投票に添えられたコメント:
「香りと本気で向き合うことが出来ました」
「息子はぶれずに好きな香りを選びました」
以上が上位5つの香水です。ご投票くださいました会員の皆様、また多大なるご協力を頂きました各ブランドのご担当の皆様、有り難うございました。