La causette parfumée vol.11
『La causette parfuméeラ コゼット パフュメ – 香りのおしゃべり会』(通称ラコゼ)第10回が、2018年3月25日(日)に開催されました。
今年から『La causette parfuméeラ コゼット パフュメ – 香りのおしゃべり会』は、毎回ゲストをお迎えして香水や、香りと文化にまつわるお話を聴きながら、テーマに沿った香水を試香します。あなたと『運命の香水』の出会いの場です。
今回のゲストは、株式会社資生堂 シニアパフューマーの森下 薫(もりした かおる)様です。1872年から時代の美を創造し続けて来た資生堂には、日本の女性として自信を持って纏うことが できる香水が数多くあります。歴史、文化を通して変わりゆく理想の女性像と、その反射像としての香水の魅力。そして日本から世界へと提案する香りの創作について、製品開発の現場からお話をお聞かせ頂きました。
『資生堂で香水を創るということ』についてお聞かせいただきました。森下様は入社試験の際の重役面接で「あなたの名前は『薫』だから香りに興味があるのかい?」と聞かれた時、調香師という職業についてもよく知らなかったそうです。そこでまず、国家資格である『臭気判定士』の資格を取得しようと思われました。合格率20%という難関の試験を受け1995年に合格。自分の嗅覚は香りを正当に判断できるものである、という自信を得てから翌年、1996年からのヨーロッパでの研修に旅立ちます。
クレ・ド・ポー・ボーテの香水『ローズ シナクティフ』の開発のお話には「すごーい!」との感嘆の声が上がります。
森下様から解説を聴きながらの試香タイムはとても贅沢で、香りの印象がより深く心の奥にまで響いてきます。
『すずろ』。ヒヤシンス、黄水仙などの調和で日本の和の魅力が開花した香り。
「この香りでなくては」と長年ご愛用されている方がとても多い『ホワイトローズ ナチュラル』。
森下様のプライベートの過ごし方などをお聞きしながらのティータイム。スイーツは資生堂『手焼き花椿ビスケット』と、
資生堂パーラー銀座本店ショップ限定の『マキアージュショコラ』です。
貴重なお話をたくさんお聞かせくださり、有り難うございました。
会の後、「『一瞬も一生も美しく』。『世界はBeatyに満ちている』。『動け、資生堂』。皆、素晴らしい言葉ですね。」とおっしゃった参加者の方がいらっしゃいました。香りと共に、これからの人生がさらに美しくなるようなメッセージがご参加の皆様に伝わったことと思います。
資生堂ウェブサイト 香水・フレグランス・コロン
http://www.shiseido.co.jp/sw/products/